心の松(読み)こころのまつ

精選版 日本国語大辞典 「心の松」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 松(まつ)

① (「松」を「待つ」にかけて) 心中に期待すること。
拾遺(1005‐07頃か)恋四・八六六「杉たてる宿をぞ人はたづねける心の松はかひなかりけり〈よみ人しらず〉」
② 変わらない心を松の常緑であるのにたとえていう。〔宗祇袖下(1489頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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