心の際（読み）こころのきわ

精選版 日本国語大辞典

こころ【心】 の 際(きわ)

① 心の高さ、深さなどの程度。心の有様。

※源氏（1001‐14頃）幻「宿世の程も、みづからの心のきはも、残りなく見はてて心やすきに」

② 心のぎりぎりのところ。

※夫木（1310頃）一三「あはれさをいふも心のきはならで言葉にあまる秋の夕暮〈他阿〉」

出典　精選版 日本国語大辞典