心を乱る(読み)こころをみだる

精選版 日本国語大辞典 「心を乱る」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 乱(みだ)

(「乱る」は他動詞四段活用) 思い悩む。心配する。
源氏(1001‐14頃)玉鬘「かかるものありといかで人に知らせて、兵部卿の宮などの、この籬の内好ましうし給ふ心乱りにしがな」
長秋詠藻(1178)中「これや誰ありしやたれと思ふまに、心をみだる筆のあとかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android