心体(読み)しんたい

精選版 日本国語大辞典 「心体」の意味・読み・例文・類語

しん‐たい【心体】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こころとからだ。精神肉体心身
    1. [初出の実例]「民畑の煙は父君心躰を思火よりにぎはひ」(出典:海道記(1223頃)鈴鹿より市腋)
    2. [その他の文献]〔白居易‐松声詩〕
  3. 仏語。心の本体
    1. [初出の実例]「実にかくのごとく慮(おもんばかり)をやむればすなはち心体をあらはすなり」(出典伝光録(1299‐1302頃)大祖大師)

しん‐てい【心体】

  1. 〘 名詞 〙 こころのあり方。こころざま。こころだて。所存
    1. [初出の実例]「心中若衆とききおよびちか比たのもししそのうへおとなしき心躰なるほどよし」(出典:評判記・難野郎古たたみ(1666頃)中村金太夫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「心体」の読み・字形・画数・意味

【心体】しんたい

心と体。

字通「心」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android