心安立(読み)こころやすだて

精選版 日本国語大辞典 「心安立」の意味・読み・例文・類語

こころやす‐だて【心安立】

〘名〙 (「だて」は接尾語) 親しいことになれて、遠慮配慮などに欠けること。
毛利家文書‐(年未詳五月四日)(17C初)毛利輝元覚書写「心安達にて、なにたる儀も申候ては、はや取不返事にて候」
仮名草子・悔草(1647)上「我などは、心やすだての不礼のみ後悔
腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風〉一「お茶屋の女中までが心安立に折々は随分失礼な事を云ふが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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