心待(読み)うらまつ

精選版 日本国語大辞典 「心待」の意味・読み・例文・類語

うら‐ま・つ【心待】

〘他タ四〙 (「うら」は「こころ」の意) 心待ちに待つ。
万葉(8C後)二〇・四三一一「秋風に今か今かと紐解きて宇良麻知(ウラマチ)をるに月傾(かたぶ)きぬ」

こころ‐まち【心待】

〘名〙 心の中で、期待しながら待っていること。
御伽草子・あしびき(室町中)「面々、興あるわざは侍にこそおもしろしと云て、〈略〉今や今やと心まちに待かけける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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