心文字(読み)しんもじ

精選版 日本国語大辞典 「心文字」の意味・読み・例文・類語

しん‐もじ【心文字】

〘名〙 (「もじ」はそのものを遠まわしにいうためにそえたもの) 心、心の中の意の女性語。多く、江戸初期に遊女手紙用語として用いられた。
評判記・吉原用文章(1661‐73)五六「そさまのしんもしは、百ねんまんねんにても、さとられぬ御たしなみにて候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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