心機一転(読み)シンキイッテン

デジタル大辞泉 「心機一転」の意味・読み・例文・類語

しんき‐いってん【心機一転】

[名](スル)何かをきっかけにして、気持ちがすっかり変わること。「心機一転して仕事に励む」
[補説]「心気一転」と書くのは誤り。
[類語]一変急転急変激変豹変一転変わる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心機一転」の意味・読み・例文・類語

しんき‐いってん【心機一転】

〘名〙 ある事をきっかけに、気持がすっかり変わること、また、変えること。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉八四「狼狽(うろたへ)愕く其中に心機一転、ゑゑ死ぬまじと思ひし事やら思はずしてやら」
青年(1911)〈森鴎外〉一七「純一は心機一転(シンキイッテン)して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

四字熟語を知る辞典 「心機一転」の解説

心機一転

あることをきっかけに、気持ちをすっかり入れ替えること。

[活用] ―する。

[使用例] 我ながら馬鹿気た事を思ったものだと、純一は心機一転して[森鷗外*青年|1910~11]

[使用例] 心機一転、人生再出発をなさったらいかがでしょう[安部公房他人の顔|1964]

[解説] 「心機」は心の動き・働き、気持ち。「一転」はがらりと変わること。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android