心疾し(読み)ココロトシ

デジタル大辞泉 「心疾し」の意味・読み・例文・類語

こころ‐と・し【心疾し】

[形ク]
感覚知能の働きが鋭くてすばやい。機敏である。
「いとあさましくなむ侍ると申すに、君も―・く心得給ひて」〈堤・思はぬ方にとまりする少将
気ぜわしい。気が早い。せっかちである。
一重なるが、まづ咲きて散りたるは―・く、をかし」〈徒然・一三九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android