心腑(読み)しんぷ

精選版 日本国語大辞典 「心腑」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぷ【心腑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 胸と臓腑(ぞうふ)
    1. [初出の実例]「殺盗婬酒ををかすもの、さだめてこの苦にしづむなり、あるひはほのほにむせびつつ 涌銅心腑をとほすなり」(出典:浄業和讚(995‐1335)中)
  3. こころ。心の中。むねのうち。心符。心府
    1. [初出の実例]「右馬頭資時は、今様朗詠して心腑(シンフ)に銘ず」(出典:源平盛衰記(14C前)一八)
    2. [その他の文献]〔柳宗元‐与許京兆孟容書〕

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普及版 字通 「心腑」の読み・字形・画数・意味

【心腑】しんぷ

こころ。

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