心臓の肥大と拡大(読み)しんぞうのひだいとかくだい

家庭医学館 「心臓の肥大と拡大」の解説

しんぞうのひだいとかくだい【心臓の肥大と拡大】

 心臓が大きくなることを拡大といいます。一方、心臓の重さが通常より重くなることを肥大といいます。肥大には求心性(きゅうしんせい)肥大と遠心性(えんしんせい)肥大とがあります。
 求心性肥大とは、心内腔(しんないくう)が大きくならずに心臓の壁が厚くなることにより、心臓重量の増大がおこった状態です。
 遠心性肥大とは、心内腔が大きくなり、かつ心臓重量が増大した状態です。
 したがって、心肥大イコール心拡大ではありません。心臓が大きいことは心肥大とはいわずに、心拡大と呼ぶほうがよいでしょう。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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