忍の惣太(読み)しのぶのそうた

精選版 日本国語大辞典 「忍の惣太」の意味・読み・例文・類語

しのぶのそうた【忍の惣太】

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「忍の惣太」の解説

忍の惣太 しのぶの-そうだ

河竹黙阿弥(もくあみ)作の歌舞伎「都鳥廓白浪(みやこどりながれのしらなみ)」の登場人物。
京都吉田家の家臣で,不義のため江戸にのがれ,隅田堤で桜餅屋をいとなむ。あやまって旧主の幼君梅若を殺し,自責の念から故意当主の松若に討たれる。作品は嘉永7年初演。「梅若伝説」を草子や演劇にとりいれ,江戸時代に流行した「隅田川物」とよばれる作品群のひとつ。信夫(しのぶ)の藤太,猿島の惣太も,その先行人物とされる。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「忍の惣太」の解説

忍の惣太
(通称)
しのぶのそうた

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
都鳥廓白浪
初演
安政1.3(江戸・河原崎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「忍の惣太」の意味・わかりやすい解説

忍の惣太
しのぶのそうた

都鳥廓白浪

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