忍坂郷(読み)おつさかごう

日本歴史地名大系 「忍坂郷」の解説

忍坂郷
おつさかごう

和名抄」高山寺本に「忍坂於佐賀」、刊本に「恩坂於佐加」とあり、「大和志」は「恩坂をしさか方廃忍坂村存」として現桜井市大字忍阪おつさかに比定。「日本書紀」神武天皇即位前紀戊午年一〇月一日条に、

<資料は省略されています>

の記事がみえる。また現和歌山県の隅田八幡宮の国宝人物画像鏡の銘文に「癸未年八月十日大王男弟王在意柴沙加宮」とあるのは、継体天皇が意柴沙加おしさか宮にいたことを示すとも考えられ、「日本書紀」垂仁天皇三九年一〇月条には「大刀一千口を作らしむ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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