忍夫・忍妻(読み)しのびづま

精選版 日本国語大辞典 「忍夫・忍妻」の意味・読み・例文・類語

しのび‐づま【忍夫・忍妻】

〘名〙
① (忍夫) 人目を忍んで契った男。隠し男。みそか男。忍び男。密夫。しのびのつま
※今鏡(1170)九「よのうちにそのつぼねのしのびづまををひいたしてけり」
② (忍妻) 人目を忍んで契った女。隠し女。隠しめ。忍び女。密婦。しのびのつま。
千五百番歌合(1202‐03頃)三五八番「しのびづま待つにぞ似たる郭公かたらふ声はなれぬものゆゑ〈藤原俊成〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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