忍泣・忍鳴(読み)しのびなく

精選版 日本国語大辞典 「忍泣・忍鳴」の意味・読み・例文・類語

しのび‐な・く【忍泣・忍鳴】

〘自カ五(四)〙
① (忍泣) 人目をはばかって、声をおさえて泣く。声をたてないで泣く。
※珊瑚集(1913)〈永井荷風訳〉秋「『悲しみ』の忍び泣く音(ね)と聞かれずや」
② (忍鳴) 鳥などが、ひそやかに鳴く。声をおさえて鳴く。
散木奇歌集(1128頃)夏「みそのふにむぎの秋かぜそよめきて山郭公忍ひなくなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android