志合えば胡越も昆弟たり(読み)ココロザシアエバコエツモコンテイタリ

デジタル大辞泉 「志合えば胡越も昆弟たり」の意味・読み・例文・類語

こころざしえば胡越こえつ昆弟こんていたり

《「漢書」鄒陽伝から。志が合えば、北方の者と南方の者とでも兄弟同様になれる意》志が一致すれば、他人どうしでも兄弟のように親しくなれる。

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精選版 日本国語大辞典 「志合えば胡越も昆弟たり」の意味・読み・例文・類語

こころざし【志】 合(あ)えば胡越(こえつ)も昆弟(こんてい)たり

  1. ( 「漢書‐鄒陽伝」の「意合則胡越兄弟、由余子臧是矣、不合則骨肉讎敵、朱象管蔡是矣」による。こころざしが合えば、北方の胡の者も南方の越の者と兄弟のようになれるの意から ) 志が一致すれば遠くの人とも兄弟のように親しくなれる。志が合えば他人同士でも兄弟のように親しくなれる。
    1. [初出の実例]「弟ながら連枝の眤をわすれてはかり失はんとしけるこそ、志かなふ時は胡越も昆弟たり、志合はざる時は骨肉も讎敵たりといへる」(出典:十訓抄(1252)六)

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