志水甚五(読み)しみずじんご

百科事典マイペディア 「志水甚五」の意味・わかりやすい解説

志水甚五【しみずじんご】

江戸初期の肥後八代(やつしろ)の鐔(たん)工。通称仁兵衛。平田彦三の甥(おい)と伝える。肥後金工の中では異色の作家として知られ,作品真鍮(しんちゅう)の据文象嵌(すえもんぞうがん)を施した豪快なもの。
→関連項目鐔/鍔

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「志水甚五」の意味・わかりやすい解説

志水甚五
しみずじんご

[生]?
[没]延宝3(1675)
江戸時代初期の肥後国八代の鐔 (つば) 工。通称仁兵衛,名は一幸。肥後派の志水家の初代。厚手の鉄鐔が多く,鳥獣の真鍮象眼 (ぞうがん) にすぐれる。2代以下の作は「甚五」あるいは「甚吾」と銘を切ってあるが,初代作で甚五銘は発見されていない。

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