応用無辺(読み)オウユウムヘン

デジタル大辞泉 「応用無辺」の意味・読み・例文・類語

おうゆう‐むへん【応用無辺】

仏語。仏・菩薩ぼさつが、世の人を救うために時と所を選ばないで現れる、その自由自在の働き。

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精選版 日本国語大辞典 「応用無辺」の意味・読み・例文・類語

おうゆう‐むへん【応用無辺】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。仏が衆生救済のためには、時と所を選ばないで出現するさま。仏の力の偉大な自在さをいう。
    1. [初出の実例]「凡諸仏、菩薩の利生、方便、区区(まちまち)にして、彼を是し、此を非す、応用無辺に候へば、何ぞ勝り、何ぞ劣るぞとも申しがたく候へども」(出典:松井本太平記(14C後)二九)

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