応鐘(読み)オウショウ

デジタル大辞泉 「応鐘」の意味・読み・例文・類語

おう‐しょう【応鐘】

中国音楽十二律の一。基音黄鐘こうしょうより二律高い音。日本の十二律の上無かみむにあたる。
陰暦10月の異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「応鐘」の意味・読み・例文・類語

おう‐しょう【応鐘】

〘名〙
① 十二律の一つ。日本の上無(かみむ)にあたる。〔周礼春官・大司楽〕
② 陰暦一〇月の異称。十二律を十二支・十二か月にあてたもの。《季・冬》
※元祿版古今著聞集(1254)序「于時建長六年応鐘中旬」 〔礼記月令

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