怖震(読み)うぞぶるう

精選版 日本国語大辞典 「怖震」の意味・読み・例文・類語

うぞ‐ぶる・う ‥ぶるふ【怖震】

〘自ハ四〙 (「うぞ」は「おぞ」の変化したものという) 恐ろしさのためにぶるぶる震える。恐れおののく。おどふるう。
浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)中「下部(しもべ)共、衣裳を剥(は)いで振袖の、汚れし綿衣(めんえ)に着せ換ゆれば、さしも美形清十郎山田案山子(かがし)とうぞぶるひ」

おぞ‐ぶる・う ‥ぶるふ【怖震】

〘自ハ四〙 恐れて身震いする。おどぶるう。
※浄瑠璃・出世握虎稚物語(1725)二「気味が悪いとおぞぶるふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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