思はふ(読み)オモワウ

デジタル大辞泉 「思はふ」の意味・読み・例文・類語

おもわ・う〔おもはふ〕【思はふ】

[動ハ下二]《「おも(思)いあ(敢)う」の音変化か》思い比べて考える。
「皆これらを―・へて書くべきなり」〈無名抄

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精選版 日本国語大辞典 「思はふ」の意味・読み・例文・類語

おもわ・うおもはふ【思】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 「おもいあう(思敢)」の変化したものか ) いろいろと思いくらべて考える。思い及ぼす。
    1. [初出の実例]「潮舟の舳(へ)越そ白波にはしくも負せ賜ほか於母波弊(オモハヘ)なくに」(出典万葉集(8C後)二〇・四三八九)

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