思ひ止む(読み)オモイトドム

デジタル大辞泉 「思ひ止む」の意味・読み・例文・類語

おもい‐とど・む〔おもひ‐〕【思ひ止む】

[動マ下二]
思い切る。あきらめる。
「いみじからむ過ちを、さしあたりて見つけたりとも、えとがめ―・むべうもあらず」〈夜の寝覚・三〉
深く考える。
「物をいたう―・めたりし心に」〈夕霧
心に残るようにする。心にとめる。
「つどへる方々の中に、かの折の心ざしばかり―・むる人なかりしを」〈玉鬘

おもい‐や・む〔おもひ‐〕【思ひ止む】

[動マ四]思いとどまる。あきらめる。
身の上になりては、え―・むまじきわざなりけり」〈狭衣・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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