思所(読み)おもいど

精選版 日本国語大辞典 「思所」の意味・読み・例文・類語

おもい‐ど おもひ‥【思所】

〘名〙
① 気がかりになる箇所欠点。おもいどころ。
※筆のすさび(1469)「此句、前に思ひどもなくよく付侍り」
② 思うところ。考えること。
浄瑠璃鶊山姫捨松(1740)一「扨も扨もおいとしや、上上様でも思ひどは、同じ事か」

おもう【思】 所(ところ)

感じたり考えたりしていること。感慨思慮分別
源氏(1001‐14頃)夕霧「おのづから、思所、ものせらるらんものを」
俳諧去来抄(1702‐04)先師評「此句は予おもふ処有て作す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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