怡渓宗悦(読み)イケイソウエツ

デジタル大辞泉 「怡渓宗悦」の意味・読み・例文・類語

いけい‐そうえつ【怡渓宗悦】

[1644~1714]江戸中期禅僧茶人。江戸品川の東海寺高源院の開祖茶道石州流を学び、怡渓派を開いた。のち、大徳寺住持。法忍大定禅師。

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精選版 日本国語大辞典 「怡渓宗悦」の意味・読み・例文・類語

いけい‐そうえつ【怡渓宗悦】

江戸時代中期の禅僧、茶人。大徳寺座主。片桐貞昌について茶道を学び、石州流怡渓派の祖とされる。著書に「石州流三百箇条註解」。正保元~正徳四年(一六四四‐一七一四

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「怡渓宗悦」の解説

怡渓宗悦 いけい-そうえつ

1644-1714 江戸時代前期-中期の僧,茶人。
正保(しょうほ)元年生まれ。臨済(りんざい)宗。武蔵(むさし)の人。京都大徳寺の愚渓宗智(ぐけい-そうち)の法をつぎ,元禄(げんろく)6年同寺住持。15年江戸東海寺に高源院をひらく。茶を片桐石州にまなび,怡渓流をおこした。門人に初代伊佐幸琢(こうたく)ら。正徳(しょうとく)4年5月2日死去。71歳。諡号(しごう)は法忍大定禅師。著作に「怡渓和尚茶談」など。

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