怡親王載垣(読み)いしんおうさいえん(英語表記)Yi-qing-wang Zai-yuan; I-ch`in-wang Tsai-yüan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「怡親王載垣」の意味・わかりやすい解説

怡親王載垣
いしんおうさいえん
Yi-qing-wang Zai-yuan; I-ch`in-wang Tsai-yüan

[生]嘉慶21(1816).8.26.
[没]咸豊11(1861).北京
中国,清末の宗室出身の政治家。康煕帝の第 13子胤祥の6代の子孫。道光5 (1825) 年,怡親王に封じられた。咸豊帝信任を得,御前大臣として重要な役割を果した。対外強硬論者。アロー戦争時には,咸豊 10 (60) 年,桂良らの対英・仏交渉不成立を受けて欽差大臣となり,通州会談にのぞんだが決裂。のち帝の熱河逃避に同行。帝の死後,太后らの摂政政治を阻止しようとはかり,逆に逮捕され自害した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android