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急性間質性肺炎 【きゅうせいかんしつせいはいえん】

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家庭医学館の解説

きゅうせいかんしつせいはいえん【急性間質性肺炎 Acute Interstitial Pneumonia】
 
[どんな病気か]
 肺が、広い範囲にわたって傷害を受け、急激に酸素を取り込む能力低下して、からだが低酸素状態になる病気です。
 原因として、ウイルスの感染が疑われていますが、はっきりしたことはわかっていません。
 初期には、肺の間質に高度の炎症がみられ、しばしば肺胞(はいほう)の内側をおおって空気にふれている細胞(上皮細胞(じょうひさいぼう))がはがれおちているのがみられます。
 この状態から1週間くらいたちますと、肺の間質に線維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞が多数現われ、それらがつくり出す膠原線維(こうげんせんい)(コラーゲン線維)によって、いわゆる線維化病巣(せんいかびょうそう)が形成されます。
[症状]
 発熱やせき、頭痛などで突然に発症し、その後1~2週間以内に呼吸不全へと急激に移行します。このため、多くの場合、人工呼吸器によって、呼吸を管理しなければなりません。
[検査と診断]
 胸部X線検査では、左右の肺に広い範囲にわたって、炎症によるリンパ球などの炎症細胞が組織へ侵入している像(浸潤陰影(しんじゅんいんえい))がみられます。
 血液検査では、白血球(はっけっきゅう)が増えたり、赤沈(せきちん)の亢進(こうしん)(赤血球(せっけっきゅう)の沈降(ちんこう)速度増加)など、炎症を示す所見がみられます。
 しかし、これらの所見は、この病気に特有なものではないので、同じような状態を示すショック薬剤放射線照射、感染、傷害物質吸入などによる肺傷害ではないことを確かめる必要があります。
 診断を確定するには、可能であれば肺の組織をとって顕微鏡で見る病理学的な検査(生検(せいけん))をするのが、非常に有効ですが、ふつうは病状悪化していることが多くて、からだに負担をあたえるためむずかしいものです。
[治療]
 診断が確定できなくても、病気の経過からこの病気を疑って、プレドニゾロンなどステロイド副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン)薬を大量使用する療法や、アザチオプリンなどの免疫抑制薬を使うことになります。
 しかし、これらの薬を使っても、かならずしもよい結果を得ることができないというのが実状です。


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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

急性間質性肺炎に近い言葉→特発性間質性肺炎|間質性肺炎|線(繊)維性肺炎|細菌性肺炎|放射性肺炎|老人性肺炎|薬剤性肺炎|大葉性肺炎|小葉性肺炎|嚥下性肺炎

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