急拵(読み)きゅうごしらえ

精選版 日本国語大辞典 「急拵」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ごしらえキフごしらへ【急拵】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 間に合わせに大急ぎでこしらえること。あわててこしらえること。また、そのさま。にわかごしらえ。にわかづくり。
    1. [初出の実例]「急拵(キフゴシラ)への茶番にしちゃア、大当り御座(ごぜ)えやした」(出典人情本・処女七種(1836‐44頃か)六)
    2. 「なかなか急拵(キフゴシラ)へに出来る筈のものでないから」(出典:かのやうに(1912)〈森鴎外〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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