怪談牡丹燈籠(読み)かいだんぼたんどうろう

精選版 日本国語大辞典 「怪談牡丹燈籠」の意味・読み・例文・類語

かいだんぼたんどうろう クヮイダン‥【怪談牡丹燈籠】

江戸末期の人情噺。三遊亭円朝作。江戸時代文久、元治一八六一‐六五)頃の成立とされる。明治一七年(一八八四筆録出版。「剪燈新話」の「牡丹燈記」を翻案した「伽婢子」の「牡丹燈籠」を生かし、天保年間(一八三〇‐四四)に起こった牛込の旗本騒動を素材として長篇の人情噺に仕立てたもの。円朝の怪談噺代表作

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