息災法(読み)ソクサイホウ

デジタル大辞泉 「息災法」の意味・読み・例文・類語

そくさい‐ほう〔‐ホフ〕【息災法】

天災戦禍病気などの災厄を消滅させるための密教修法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「息災法」の意味・読み・例文・類語

そくさい‐ほう ‥ホフ【息災法】

〘名〙 (「息災」はśāntika (扇底迦)の訳。寂災、寂静除災とも) 仏語。三種、四種、五種、六種法の一つ災害苦難を除き、煩悩(ぼんのう)罪業を滅するために修する密教の法。すべて白色を用い、修法壇は白色の円形とし、行者は白色の衣を着て北方に向かって修法する。息災の法。〔九暦‐逸文・天暦四年(950)七月一八日〕 〔大日経‐六〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「息災法」の意味・わかりやすい解説

息災法
そくさいほう
śāntika

密教で実践される4種の秘法の一つ。罪障を滅し,天変地異疾病横死などの災厄を避け,消滅させるための修法。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android