恵庭(読み)エニワ

デジタル大辞泉 「恵庭」の意味・読み・例文・類語

えにわ〔ゑには〕【恵庭】

北海道石狩平野南部の市。自衛隊演習地がある。スズラン名所。人口6.9万(2010)。

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精選版 日本国語大辞典 「恵庭」の意味・読み・例文・類語

えにわ ゑには【恵庭】

北海道南西部地名。石狩平野南部、支笏(しこつ)湖の北東方にある。第二次大戦前は酪農林産が主産業。戦後、自衛隊演習場が設けられ、また、札幌衛星都市として急速に発展。昭和四五年(一九七〇市制

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改訂新版 世界大百科事典 「恵庭」の意味・わかりやすい解説

恵庭[市] (えにわ)

北海道南西部,石狩平野の南部に位置する市。1970年市制。人口6万9384(2010)。千歳市の北隣に位置し,JR千歳線,道央自動車道が通じる。市域東部には水田地帯が広がり,西部は支笏(しこつ)火山とその山麓で,国有林と,1952年以来駐屯している自衛隊の島松演習地になっている。近年札幌のベッドタウン化が進み中心市街地の発展は著しい。その北方の島松は道央の稲作発祥地で,1880年ごろ篤農家中山久蔵が耐冷性品種赤毛の試作に成功し種もみを普及して北海道稲作の基礎をつくった。国道36号線沿いに企業が進出し,食品・機械の諸工場が立地し,恵庭,戸磯恵南,島松に工業団地が設けられたほか,戸磯には地場産業のための軽工業団地がある。道央自動車道のインターチェンジがある。農業は稲作と酪農を主とし,野菜生産も多く,カボチャが特産品。西部の盤尻に用水確保と洪水調節のための漁川(いざりがわ)ダムが1980年完成した。
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