悪点(読み)アクテン

デジタル大辞泉 「悪点」の意味・読み・例文・類語

あく‐てん【悪点】

物事を悪く批評すること。
「ただ通人の口まねをして、―をのみ楽しみとなし」〈洒・辰巳婦言

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「悪点」の意味・読み・例文・類語

あく‐てん【悪点】

〘名〙
和歌俳諧または試験答案などに、悪い点や評価を与えること。また、その評価。
② 転じて、非難すること。悪評すること。憎まれ口
洒落本自惚鏡(1789)きをい「こぢきにとりまかれて、羽織をだいなしにしたなどと、あくてんをいいぬき」
③ (形動) たちが悪いこと。がらがよくないこと。また、そのさま。
人情本・藪の鶯(1827)中「欲徳尽で色事をしようと云ふ悪転(アクテン)な女(こ)でもあるめえ」

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