情報生産大国(読み)じょうほうせいさんたいこく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「情報生産大国」の意味・わかりやすい解説

情報生産大国
じょうほうせいさんたいこく

経済構造の高度化に伴い,産業構造もモノからサービス分野に比重が移り,情報の生産輸出が重要になってくる。郵政省の 1992年度『通信白書』は,情報の供給量を初めて定量化して国際比較しているが,それによると日本の国民1人当りの情報供給量は年間約 33億ワード (語) で,首位カナダ (70億ワード) ,アメリカ,オランダに次いで4位という結果が出ている。この比較は新聞,雑誌,テレビなどの情報量をもとにしたもので,普及が遅れる CATVを除いた比較では日本は世界一となる。ところが,国際的な情報の受発信量 (貿易) は欧米の半分以下となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android