惜人(読み)あたらひと

精選版 日本国語大辞典 「惜人」の意味・読み・例文・類語

あたら‐ひと【惜人】

〘名〙
欠点をそのままにしておくのは惜しい、すぐれた人。
源氏(1001‐14頃)若菜下「あたら人の、ふみをこそおもひやりなく書きけれ」
② 死なせたり去らせたりするには惜しい、すぐれた人。
日葡辞書(1603‐04)「Atarafito(アタラヒト)〈訳〉死んだり去ったりしてほしくない人」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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