惜敗率(読み)セキハイリツ

デジタル大辞泉 「惜敗率」の意味・読み・例文・類語

せきはい‐りつ【惜敗率】

小選挙区選挙で、当選者の得票数に対する落選者の得票数の比率小選挙区比例代表並立制で行われる日本の衆議院議員総選挙では、一人の候補者が比例代表と小選挙区両方重複して立候補でき、政党比例代表名簿に複数の候補者を同順位で並べることができる。比例代表選挙では、政党が獲得した議席数に応じて比例名簿上位から順に当選者となるが、同順位に複数の重複候補者がいる場合、小選挙区での惜敗率が高い順に当選となる。

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共同通信ニュース用語解説 「惜敗率」の解説

惜敗率

衆院選小選挙区の当選者に対する他候補の得票比率。選挙区と比例代表に重複立候補する人が選挙区で敗れた場合、復活当選の可能性を左右する。ある選挙区でA候補が10万票を獲得して当選し、B候補が8万票、C候補が6万票を獲得すれば、惜敗率はB候補が80%、C候補が60%となる。比例は各党が獲得した議席数のうち、選挙区の当選者を除いて名簿上位から当選者が決まる。名簿で同一順位に複数候補が並んでいる場合は、惜敗率が高い順から復活当選する。

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知恵蔵 「惜敗率」の解説

惜敗率

重複立候補」のページをご覧ください。

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