惣の池遺跡(読み)そうのいけいせき

日本歴史地名大系 「惣の池遺跡」の解説

惣の池遺跡
そうのいけいせき

[現在地名]和泉市鶴山台四丁目

信太山しのだやま丘陵北西部の標高四八―六五メートルの丘陵上に位置する弥生時代後期の集落遺跡。昭和四〇年(一九六五)一二月から四一年四月にわたり発掘調査が行われ、竪穴住居跡三基および平地式建築物・三日月状小溝などが検出された。遺物弥生式土器(V様式)鉄器石器などがあり、とくに一号住居跡では床面上で密着して鉄鏃片が採集されており注目される。その後同四五年七―八月にかけて、宅地造成に伴い発掘調査が行われ、竪穴住居跡四基が確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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