惨たらしい・酷たらしい(読み)むごたらしい

精選版 日本国語大辞典 「惨たらしい・酷たらしい」の意味・読み・例文・類語

むご‐たらし・い【惨たらしい・酷たらしい】

〘形口〙 むごたらし 〘形シク〙 (「たらしい」は接尾語) いかにもむごい。残忍である。悲惨である。また、見るのも気の毒でつらい。むごらしい。
浄瑠璃薩摩歌(1711頃)中「あたら姿をむごたらしう、木のはしとやっさいでも人は情けの心の花」
開化入口(1873‐74)〈横河秋濤〉三「百姓衆牛王と崇めて祭て居る。それを残忍(ムゴタラ)しう打殺して煮て喰とは」
[語誌]→「むごい」の語誌。
むごたらし‐げ
〘形動〙
むごたらし‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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