…パウロの時代には,ローマ帝国のアカイア州の主都として人口50万を擁する大商業都市であったが,そのような事情を反映してか,教会内での売春婦との交渉や義母との同棲などにみられる性的放縦,偶像への供え物を食することや教会内での異言(一種の宗教的憑依状態において不明瞭な言葉を発する現象)の偏重,また〈すでに霊において復活したのだ〉との主張による混乱などがあり,パウロはそうした諸問題に第1の手紙で対処している。互いに愛し合うべきことを強調する〈愛の賛歌〉(13章)は中でも有名であり,また〈十字架の愚かさこそが実は神の力であり知恵なのだ〉とのことば(1:18以下)は,パウロの信仰理解の中心を形づくっている。第1の手紙の執筆後,おそらくユダヤから来たと思われる他の伝道者たちが来訪して,輝かしく力強い奇跡のわざを誇りうる信仰者のあり方を説いて,そのようなことをなしえないパウロを中傷した。…
※「愛の賛歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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