感文(読み)かんもん

精選版 日本国語大辞典 「感文」の意味・読み・例文・類語

かん‐もん【感文】

〘名〙
① 人を深く感動させるような音曲のさまざまな音色。世阿彌の用語
※五音曲条々(室町前)「又幽玄をなほ深めて感文をそふる位を恋慕と云ふ」
称賛のことば。ほめことば。
※俳諧・青根が峯(1698)答許子問難弁「是等(これら)の賞詞感文すくなしとせず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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