慈猛(読み)じみょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慈猛」の解説

慈猛 じみょう

1212-1277 鎌倉時代の僧。
建暦(けんりゃく)2年2月生まれ。真言宗比叡(ひえい)山で天台をおさめ,唐招提寺で律をまなぶ。下野(しもつけ)(栃木県)薬師寺にはいり,戒壇を再興。のち高野山金剛三昧院の頼賢らから東密をうける。文永6年(1269)下野足利の鶏足寺に慈猛流をつたえて根本道場とし,真言宗を関東にひろめた。建治(けんじ)3年4月21日死去。66歳。字(あざな)は良賢。通称は密厳上人,留興長老。号は入仏房,空阿。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android