慌げ(読み)あわただしげ

精選版 日本国語大辞典 「慌げ」の意味・読み・例文・類語

あわただし‐げ【慌げ】

〘形動〙 (古くは「あわたたしげ」。形容詞「あわただしい」の語幹接尾語「げ」の付いたもの) 見るからにあわただしいさま。あわてて落ち着かないさま。
蜻蛉(974頃)中「文うちみて、心あはたたしけに思はれたりけり
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「『妄(うそ)です、妄です』とお種に向って慌忙(アワタダ)しげに弁(ことわ)る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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