デジタル大辞泉 「慧眼」の意味・読み・例文・類語 けい‐がん【×慧眼】 物事の本質を鋭く見抜く力。炯眼けいがん。「慧眼の士」→慧眼えげん[類語]眼識・目利き・洞察・先見・明察・識見・見識・炯眼けいがん・活眼・眼力・眼光・心眼・達眼・審美眼・目が高い・目が利く・目が肥える・鑑識眼 え‐げん〔ヱ‐〕【×慧眼】 仏語。五眼ごげんの一。二乗にじょうの人がもつ、一切の事物を空であると見通す智慧ちえの目。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「慧眼」の意味・読み・例文・類語 え‐げんヱ‥【慧眼・恵眼】 〘 名詞 〙 仏語。真実を見通す智慧(ちえ)を目にたとえた語。肉眼、天眼などとともに、三眼(さんげん)、五眼(ごげん)、十眼(じゅうげん)などの一つとするが、その意味内容には差がある。[初出の実例]「以下五濁障二於大機一。六弊掩中其慧眼上。卒不レ可レ聞二一乗因果之大理一」(出典:法華義疏(7C前)序品)[その他の文献]〔大智度論‐三三〕 けい‐がん【慧眼】 〘 名詞 〙 さとい眼力。鋭い活眼力。物事の本質を鋭く見抜く洞察力。炯眼。[初出の実例]「慧眼を以て善く物を観察する人は、此微にして緊要ならざるが如き目前の物をして」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例