慮り(読み)オモンパカリ

デジタル大辞泉 「慮り」の意味・読み・例文・類語

おもん‐ぱかり【慮り】

おもんぱかること。思慮。また、計略。「遠き慮りなき者は必ず近き憂いあり」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「慮り」の意味・読み・例文・類語

おもん‐ぱかり【思量・慮】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おもいはかり」の変化した語。「おもんはかり」「おもんばかり」とも ) 思いはかること。考えを巡らすこと。また、その考え。思慮。はかりごと。
    1. [初出の実例]「慮(オモムハカリ)不図に有りて宮宇を穢(けが)さむことを点(もた)す」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)九)
    2. 「抑(そもそも)臣等がおもむぱかりをもってえらびて位につけ奉らん事」(出典:平家物語(13C前)八)

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