精選版 日本国語大辞典 「慶応」の意味・読み・例文・類語 けいおう【慶応】 江戸最末期、孝明天皇、明治天皇の代の年号。元治二年(一八六五)四月七日改元。出典は「文選」の「慶雲応レ輝」。将軍徳川家茂・慶喜の時代。慶応三年(一八六七)一月明治天皇即位。翌年九月八日、明治と改元。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本の元号がわかる事典 「慶応」の解説 けいおう【慶応】 日本の元号(年号)。江戸時代の1865年から1868年まで、孝明(こうめい)天皇の代の元号。前元号は元治(げんじ)。次元号は明治。1865年(元治2)4月7日改元。兵革(前年の京都騒擾(そうじょう)と大火、内外国難など)の凶事を断ち切るために行われた。『文選(もんぜん)』を出典とする命名。慶応年間の江戸幕府の将軍は徳川家茂(いえもち)(14代)、徳川慶喜(よしのぶ)(15代)。1867年(慶応3)10月14日、幕府から朝廷に対し大政奉還の上奏が行われ、10月24日に徳川慶喜は征夷大将軍職の辞任を申し出た。薩摩藩を中心とした倒幕派は、12月9日にクーデターにより朝廷を掌握して王政復古の大号令を発した。翌1868年(明治1)1月3日、京都南郊で新政府軍と旧幕府軍との間に戦闘が起こり(鳥羽・伏見の戦い)、全国に波及。一連の戦いを戊辰(ぼしん)戦争と呼んでいる。 出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報