憤怒けいれん(泣き入りひきつけ)(読み)ふんぬけいれんなきいりひきつけ(英語表記)Breath Holding Spells

家庭医学館 の解説

ふんぬけいれんなきいりひきつけ【憤怒けいれん(泣き入りひきつけ) Breath Holding Spells】

[どんな病気か]
 急に泣き始めたときに、息を止め、顔やくちびるがしだいに紫色になります(チアノーゼ)。1分程度で治まります。発作(ほっさ)が長引くと手足けいれんがおこることがありますが、これはまれです。
 自分の思うようにならない、いやなことをされた、痛いなどがきっかけとなっておこりがちです。
 おこるのは、生後3か月から3歳くらいの乳幼児で、成長とともに頻度が減り、やがておこらなくなります。
[検査診断]
 発作のきっかけがはっきりしていれば特別な検査は必要ありませんが、てんかんと見分けるため、脳波検査が行なわれることもあります。
[治療]
 きっかけをできるだけ避けるようにするだけで、薬による治療は必要ありません。
 やってはいけないことをやってしかられて泣いたときには、おこることが少ないものです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android