懐州(読み)かいしゅう

精選版 日本国語大辞典 「懐州」の意味・読み・例文・類語

かいしゅう クヮイシウ【懐州】

[一] 後周代に置かれた州。現在の河南省沁陽県にあたる。
[二] 遼代、太宗を葬る懐陵のあった邑(ゆう)。首都上京臨潢府と慶州府のほぼ中間で、現在の内蒙古自治区巴林左翼旗の北西にあたる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の懐州の言及

【河内】より

…だいたい今日の安陽・新郷2地区を占め,古代文化の発生地の一つである。戦国時代には魏国の領土で,漢代その西部に河内郡がおかれ,のち懐州とも称し,明・清時代には懐慶府といわれた。行政中心は初め懐県であったが,晋代に野王県に移り,隋代以後,河内県と改められたのであって,今日の沁陽(しんよう)県に当たる。…

※「懐州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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