懲ず(読み)チョウズ

デジタル大辞泉 「懲ず」の意味・読み・例文・類語

ちょう・ず【懲ず】

[動サ変]こらしめる。こりるようにする。
「今少し―・ぜむと思ふ心あり」〈落窪・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「懲ず」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐・ず【懲】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙 こらしめる。罰を加えてこりさせる。
    1. [初出の実例]「ちょうずべき限りはあまたたびしてき」(出典:落窪物語(10C後)三)

懲ずの補助注記

挙例の「落窪物語」は寛政六年木活字本のかな遣いによったが、これは確実というものではなく「てうず(調)」また「ちゃうず(打)」と考えることもできる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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