懸軍(読み)ケングン

デジタル大辞泉 「懸軍」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぐん【懸軍】

後方本国から遠く離れて、敵陣深く入り込むこと。また、その軍隊
「英軍はすなわち万里、深く敵地に入り」〈東海散士佳人之奇遇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「懸軍」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぐん【懸軍】

  1. 〘 名詞 〙 後方の連絡がないまま、遠く敵地にはいりこむこと。また、その軍隊。
    1. [初出の実例]「或議、其懸軍遠進、是危道也」(出典:日本外史(1827)四)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐秦州雑詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「懸軍」の読み・字形・画数・意味

【懸軍】けんぐん

遠く孤立して戦う。〔宋書、王鎮悪伝〕鎭惡、懸軍く入り、轉充たず。と相ひ持すること久しく、將士に乏し。~百姓競ひて義粟をり、軍復(ま)た振ふ。

字通「懸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android