戊午士禍(読み)ぼごしか

世界大百科事典(旧版)内の戊午士禍の言及

【士禍】より

…朝鮮,李朝中期に勲旧派(中央貴族層=既成官僚)が士林派(在地両班(ヤンバン)層=新進官僚)に対し,4回にわたって行った大弾圧。(1)1498年(燕山君4,戊午)の〈戊午士禍〉。成宗は勲旧派を牽制するため士林派を登用したが,成宗が死んで燕山君が即位すると,勲旧派は反撃に転じ,成宗実録の編纂に際して士林派の史官(金馹孫)が師(金宗直)の〈弔義帝文〉を草稿に入れたことを,〈項羽の義帝廃弑になぞらえた世祖非難である〉とし,これを口実に1498年,士林派に死刑,流刑,罷免の大弾圧を加えた。…

※「戊午士禍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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