成無己(読み)せいむき

世界大百科事典(旧版)内の成無己の言及

【金元医学】より

…中国では《素問》《霊枢》(《黄帝内経》)などを中心とする理論医学と《傷寒論》《千金方》などで代表される臨床医学は,相互の交流はほとんどなく別々に発展してきたが,この時代には治療の理論づけという形で両者の融合が行われるという医学思想上の大きな飛躍があった。その直接のきっかけとなったのは《傷寒論》を《素問》の説で解釈した成無己の《註解傷寒論》であるが,宋学で代表されるような一種の合理主義の流れに従ったものといえる。この時代には四大家といわれる劉完素,張従正,李杲(りこう),朱震亨(しゆしんこう)をはじめ多くの医家がそれぞれ特徴のある学説を展開した。…

※「成無己」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android