成蹊(読み)セイケイ

デジタル大辞泉 「成蹊」の意味・読み・例文・類語

せい‐けい【成×蹊】

《「史記」李広伝賛から》徳のある人の所には、だまっていても人が集まることのたとえ。→桃李とうりもの言わざれどもしたおのずかみちを成す

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精選版 日本国語大辞典 「成蹊」の意味・読み・例文・類語

せい‐けい【成蹊】

〘名〙 (「史記‐李広伝賛」の「諺曰、桃李不言、下自成蹊、此言雖小、可以諭一レ大也」による語)
① 花や実の好ましい桃やすももの木の下には、人が寄ってきて自然に小道ができるの意から、徳行のある人のところには、だまっていても人が集まってくることのたとえ。
経国集(827)一一・賦桃応令〈賀陽豊年〉「幽径無掃維隠士、成蹊有詫彼将軍」
② 「すもも(酸桃)」の異名。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

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